犬たちが、必ずお世話になるのは「動物病院」です。ワクチン接種だけでなく、ノミ・ダニや季節によってはフィラリアへの対処で動物病院に行くことになります。
ワクチン接種は、もちろん注射器を刺されますし、フィラリア予防のために投薬を開始する前には血液を検査します(通年で投薬を続けている場合を除く)。また、爪切りや耳掃除をされることもあるでしょう。
どれをするにしても、必ず保定といって犬の体を抑えた状態にして行うため、犬にストレスをかけることになります。
この時のストレスの感じ方は犬によって異なります。全く気にしない犬のいれば、奇声を発するとか脱糞してしまうほどのストレスを感じる犬もいます。
いずれにしても、犬にとって嫌な経験の積み重ねは、犬の攻撃行動に結びつきます。
犬の攻撃行動を、人と犬の上下関係ができてないから、と言う人もいますが、それは違います。特に動物病院などでの経験は、人を下に見ているから噛みつくのではなく、人に嫌なことをされるから自己防衛で噛みつくのです。
そこで大切なことは、下記の経験をさせることです。